<犬の膝蓋骨脱臼・診断編>うちの愛犬、急に片足びっこをひく

ケガをしたわけでもないのに、
寝て起きたら急に足をあげていたり、
引きずったりする場合、
膝のお皿が脱臼していることが多いです。

これを膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)といいます。
大型犬では外方の脱臼が多く、
小型犬では内方の脱臼が多いです。

また、生まれつき(先天性)と
生まれた後に起きた(後天性)にわけられます。

今回はトイプードルやポメラニアン、ヨークシャー・テリア、柴犬などの
小型犬に多い内方脱臼についてお伝えします!

膝蓋骨の図
犬膝蓋骨.gif

⇒膝蓋骨脱臼の写真による説明 

診断は、かんたんです。

触ると分かります。

レントゲンを撮るともっと分かりやすいです。

素人が触ってもなかなか、どの程度の脱臼か診断できませんので、
詳しくは獣医さんに任せてください。
(膝が痛いときにむやみに触ると愛犬に嫌われてしまいますし、
病院に任せたほうが無難ですね。)

脱臼の度合いをグレードとよび、4段階にわけられています。

この病気の治療法は、脱臼の度合いによって変わってきますので
このグレードを決めるのは、治療法を決めるときに役立ちます。

グレード1では無症状から時々脱臼した足を浮かせるくらいです。

グレード2では膝を曲げて軽く足をついて歩き、脱臼がおきても足を伸ばすと元に戻る程度です。

グレード3以上で、常に膝のお皿がはずれている状態です。

グレード4になると、筋肉や靭帯が委縮して、足の骨(大腿骨や脛骨など)が変形している段階です。
痛みが強い場合は関節に炎症がおきている可能性が高いです。

こうなってしまうと、手術しないと治りません。

運動障害(歩くのに無理がある)や痛みがあるか?

「生活に支障が出ているレベルかどうか」
これが、手術するかどうかの見極めでいちばん大切なことです。


グレード1〜2の軽症の場合はかんたんな方法で、
無理なく生活できるようになったり、治ったりします。
かんたんな方法には内科療法(くすりやサプリメント)、
理学療法(運動やレーザー)があります。

すべては早期発見、早めの対策にかかっていますよ。

次回は引き続き、【〜治療編〜】をお送りします!

お楽しみに。


今回は少しむずかしくなってしまいましたネ。

ちなみに、
この病気の治療費節約法は『早めの対策』にかかっています。

軽症の場合の最初にかかる費用は、
診察料のみ〜数千円(多くても1万円以内)で済みます。

しかし!手術となると、
数万円から数十万円はかかってしまいますよ。

お気を付けください!


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posted by 獣医@青井すず at 13:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 犬の膝蓋骨脱臼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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